kdenologue

たまに何か作ります。

2017/03/12今日このごろ 前編 MAT2017等

イベントとか展示会とか普段行かないんですが、先日連続して行ってきたのでちょっと頭がオーバーフローしかかってます。
上のことに限らず最近のことも含めて、メモ兼日記みたいなのを整理がてら書いておこうかと思います。

3/9

Imago et Materia

as-axiom.com

メディアアーティストである落合先生の個展。

深い感性は自分にねぇなと感じた。どういう意図があったのかはさておき、『アリスの時間』は、壁に映し出された時計の針という時間の象徴が目まぐるしく回転する上に自分の影も(光源位置が変わることによって)進んだり戻ったりするので、別の世界、時間軸に巻き込まれたような感じがちょっとした。時計は止まっているのに動いている時間を感じるのがポイントだったりするのかもしれない。
ゾートログラフは、まあ確かに平面像と立体だ。幽体の囁きも気配感がある。点像音源で絵の前に立たないと聞こえないわけだし。しかし、どうも自分は受け取るチャンネルが弱いようだった。

実はインタビューか何かで落合先生本人がいらっしゃって、めちゃくちゃビビったのだが、ビビりすぎて遠巻きに見てるだけだった。

MEDIA AMBITION TOKYO 2017

mediaambitiontokyo.jp

テクノロジーアート。森タワーのTokyoCityViewで作品展示をやっているので、見てきた。

『TOKYO LIGHT ODYSSEY : future by LEXUS
都会の印象を体現した未来世界を疾走する天球映像。都会は都会の美しさがあるなーとか思った。

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『Levitrope 』
これもまた落合先生の作品。ぷかーっと浮かぶ金属球。回転しています。反射率の高い金属球というディスプレイが完全に浮かんでいるというインスタレーション(この言葉遣いはあっているのか?)。後述するグラフィックスを計算によって実存可能にし実装することで存在させるという流れを感じる。

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写真が下手でよくわからないのだが、光が当たっているところだけ人の形になっていて、立体と光線が移動することによって浮かんでいる人の形がアニメーションするというもの。好き。時間的に優雅な動きが、空間的に優雅な一個体の物に落とし込まれているところがいい感じに思う。

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飛び出す非常口。全然関係ないけど自室に非常口パネルがあるの思い出した。

『ズームイン顔』という、モニタの前に立つとカーン!!という音とともに自分の顔がスームアップされる展示があって、みんな笑ってた。

Android experiment OBJECTの展示、疲れてしまってあまりじっくり見れなかったが、Chronoscapeは前僕が考えていたアイディアの派生系みたいな作品で、やられたという感じがある。受賞作品以外のアイディアシートもちゃんと見ておけばよかった。

書ききれないくらい展示があって、正直すでに頭から溢れています。エモさがオーバーロード

Tokyo City View と スカイデッキ

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れいだった(小並感)

高校が六本木の近くだったので森タワーはいつも見上げていたんですが、初めて登りました。夜景の綺麗さにかなりテンションあがった。

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都会、テクノロジー、アート。現代に生きるっていいなと感じた一日だった。

3/10

とある技術の方(企業勤務)とで20分弱話す機会があって、色々と語っていただいた。
普段はTCP/IPより上あたりがメインらしいが、最近の機械学習量子コンピューターの活躍が興味深いという。
その流れの一つして、究極の情報技術としてのVR、AR、そしてMRが話題になった。情報の制御が自在にできるということは、私達にとっての"リアル"は自在に変化できるということ。たかが10年前にはスマフォですら普及していないのに、今後20年30年、シンギュラリティはさておき確実に指数的成長が発生して一見想像もつかない未来が来るだろう、みたいな話をしていただいた。

後編に続く。
kden.hatenablog.com