Amazonで売ってる安いトライアック調光器
amzn.to これ↑のメモ.
入力電圧:AC 110V- 250V 電圧調整:50V-250V 最大功率:2000W 最大電流:25A
とあるが,まあ嘘である.特に最大電流.
スペック
載っているトライアックがBTA16-600Bなので,データシート上は16Aが最大.加えて,ヒートシンクは最大負荷には明らかに足りず,せいぜい4,5Aが限度ではなかろうか. ヒートシンクは似た雰囲気のを探してみると,大きさ的には秋月だと17PB024が似ている.まあもちろん全然違うといえば違うのだけど,性能のオーダーとしてはあんまり変わらないだろう.
TO−220用 小型放熱器(ヒートシンク) 30×30×30mm: パーツ一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販
かんたんに実験をしてヒートシンクの温度を測ってみた.
- MAX出力で3.5~3.8A 100VACを流す→30分で室温+70℃以上
- 50%くらいの出力で1.5~2A 100VACを流す→30分でだいたい室温+40℃くらいで安定
雑にデータシートを見てみると,まあ大体どちらも1Aで1Wくらい出るので,先のヒートシンクの性能とおんなじくらいと見てもよさそうかなという.
200V向けに調整されているっぽいものの,青色の多回転ボリュームを調整すれば100V入力でも使用可能.
ただ,出力が一度12Vを切ってしまうと,つまみを30V以上にしないと再出力されないみたいなので,調整範囲は12V~100Vといったところか.
ケース
2A以下程度で使うならPLAで台座を作ってもまあ大丈夫そう.
こんな感じで作って
穴の位置とかちょっとミスったけど,これでちょっとはACラインに触れてしまう恐怖感が減った.
ホントは怖さ的には密封したいけどな~ならヒューズもつけておきたいしな~どうしようかな~とか考えると終わらないのでとりあえず.
所感
600円で2個はまあいいのでは.
温度測定にはOWONのB35にK型熱電対つけて測定.Bluetoothでログ取れるって便利ね・・・あとTs Digital Multi Meter Viewerが強い.CSVのフォーマットがちょっと変なのは気になる.