kdenologue

たまに何か作ります。

Eagleで作ったライブラリにFusion360で作った3Dモデルを追加する

今あるもの
・lbrファイル(シンボルやパッケージ作成済み)
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Fusion360で描いた3Dパッケージ
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これを、STEPファイルとしてエクスポートしておく。

やりたいこと
・lbrファイルの3dパッケージにFusion360で作ったモデルを使いたい

基本的に、この動画を見れば良い。
www.youtube.com
が、微妙に違ったのもあり、メモ的に記事にしておく。


1. lbrファイルをオンラインにアップロードする

方法1; Libraries.ioに3Dパッケージを追加したいlbrファイルをアップロードする
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この方法の特徴は、手元のlbrファイルのバージョン管理がクラウド側と同期されないこと。これをメリットとるかデメリットとるかは別かな。

方法2 eagleのライブラリエディターから、Create managed library を選ぶ
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あるいは、eagleの初期画面でlbrファイルを右クリックして同様に選ぶ
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Managed librariesというものに変わる。
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libraries.ioと連携した、バージョン管理が向こう持ちのライブラリファイルらしい。
こちらのほうが正規の方法。


2. 開く
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(あるいは、View on WEB をクリックする)

デフォルトの直方体が映ってる
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3. 3D modelsタグの Upload 3D model から、エクスポートしたSTEPファイルをアップロードする
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4. Pakcagesタグに行くと、先程追加したlbrファイルの中にあるパッケージが表示される
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クリックすると、先程と同じように見える
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右下のEditボタンを押す

5. Package Editorが開かれるので、右の Add Model から、先程追加した3D modelを選択する(あるいはここでSTEPファイルをアップロードする)

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追加された。フットプリントはlbrから自動で生成してくれるのだろう。

6. モデルの向き等を調整する。

左クリック: カメラ回転
右クリック: カメラ平行移動
モデルの上でクリックすると、モデル移動らしい。
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調整する。(今回はスルーホールの中を通す実装なので、こんな向き)
あ、この右の Package Inspectorは画面が小さいと出ないみたいです。罠だな。

右上に「Draft」とIC、歯車のアイコンがある。それぞれ「バージョン管理」「位置設定(上の画面)」「詳細な設定」になっている。・・・うん、わからんね。

Draftは、要は保存してませんよというメッセージ。
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保存すると、
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表示が変わる。

歯車のアイコンのほうは、タグやらパッケージやらいろいろなメタ属性を設定できる模様。よくわからない。
さて、保存が終わったら次へ。

7. 更新する
動画とちょっと違う。libraries.ioにあげたライブラリファイルの更新は、libraries.ioではなくeagleのライブラリマネージャーから行うらしい。
Managed Librariesから、編集中のライブラリを開くと、更新できそうなアイコンが出ている。
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更新する。
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保存すると、バージョンが変わりそうで変わっていない。
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最後にこの更新をlibraries.ioと同期しなければならない。
Library -> Create New Version がそれらしい。
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バージョンが変わった(試しにいろいろやったので3になっている)。

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libraries.ioの方も更新された。


おまけ - Fusion360と連携する

多分SCHファイルはあいも変わらず今は亡き旧lbrファイルを参照しているので、新しいライブラリでReplaceする。
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部品のプロパティにバージョン情報が出るようになった。

Fusion Syncを開く。今回は、すでに一度リンクしているので、同期情報が出ている。
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Push to Fusionを押す。

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3D Package にチェックマークが入った。今までは、下の方に見えているダメそうな感じのアイコンだったのよ。
Push。

旧見た目はこちら。
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Pushが完了したのがこちら。
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側面。うん、できていますね。隙間は意図したとおりのものなので特に問題なし。


誰か無限に増える虚無パッケージ(試しに作っただけ)の消し方教えてください。
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→いつの間にか消せるようになっていたみたい.(2019/06/25加筆)
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また使い方変わるんだろうなぁ。安定してくれるとよいが。